2018年07月30日

マルタンヤンマとヤブヤンマ

この時期、自然観察(ほぼクモ観察)で歩いていると、必ずトンボの人に呼び止められ、多くをご教授いただきます。
一週間前に水鳥の調査に参加したときにご指導いただいたのはマルタンヤンマとヤブヤンマ、その識別ポイントを覚書。
練馬は酷暑だったので、この夏はよくヤンマがぶらーんとしている姿を見ることができました。
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↑マルタンヤンマ♀:体が茶色、メスは羽の基部の茶色が濃くなる(オスは目が青くてきれい、体はオスも茶色っぽくなる)。
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↑ヤブヤンマ♂:体は黒地に黄色の縞。おしり側の縞の間隔が一本分飛んでいる(メスは等間隔)、オスの目が青くてきれい。
と、教えていただきながら「わーホントだきれいですね」とこの写真を記念に撮ると、
「駄目だよもっときれいな目なんだからきれいに撮ってあげて」とカメラの条件を変更して(もらって)再撮影、
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↑同個体。より目の色がわかりやすくきれいになりました。「でももっとこうして明るくして…」と乗ってきた周囲のみなさま、
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↑同個体。写真はどうでもいいけど「目がキレイ」なことをうんと大切にされている種類なんだなあと強く記憶できました。
一週間後、ご指導いただいた方のお一人が私のために識別用の写真を(アオイトとオオアオイトに引き続き)くださいました。
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その日に見なかったマルタンのオスとヤブのメスを次に一人で見てもわかるように、と。ありがとうございます。
それによる識別ポイントが上記のカッコ内です。
今回は触れませんでしたが、手元の図鑑によると横向き(胸の斑紋)がまたキレイみたい。
近々同じ所へ行く用事がありそうなので、暑かったらまた探してみよう。
posted by つぶ at 11:12| 東京 ☁| Comment(0) | ときどき野虫の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月24日

光が丘公園探鳥会情報2018秋~冬開催日決定!&7/16探虫会報告☆

今年の練馬の夏はいつも以上に強烈ですが、昆虫探検隊はショートバージョンながらがっつり活動してきました。
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夏といえばセミ、セミといえばロードギル。
夏の公園を歩くときは足元も確認を。
カラスの幼鳥たちもこの時期出てくるセミを待ち構えています。
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なぜ後ろ向き?おしりを食べられてるのもたくさんいました(ハチなのかな?→後述)。

オトナも沸いた!朝からムクゲコノハが飛びました(写真はありません)。
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なぜみんなカブトムシが好きなのか。
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毎年この時期に楽しいエゴヒゲナガゾウムシとミドリトラカミキリ。

もう一つの夏、鍛錬の続くトンボは、写真はないですがギンヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ。
会の前後にはオオヤマトンボ、ウスバキトンボ、そしてオオシオカラトンボの産卵を見ることができました。
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こちらも難しいバッタ系ではショウリョウバッタ、オンブバッタのほか、ヒメクダマキモドキ(写真)も。

アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、カナブン、シラホシハナムグリ、シロテンハナムグリがあちこちの樹液で食事中でした。
樹液系は来月の会で樹液をダイレクトに観察するのがなんといってもよさそうです。

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冬に向けてジョロウグモに押されてゆくクモ勢の中で今日最も光っていたのはサツマノミダマシでした。
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個人的喜びは初めて見たシロゴミグモ(と思われる子)。ぜひ近日中にオスを見たい!
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ムナボシヒメグモは卵のうを抱えてどこへ?
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まだちっちゃいジョロウグモを美味しく頂くシラヒゲハエトリ。

午後は自主的に木陰をプラプラしました。
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樹液にコムラサキも来ていました。
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こちらも初めて見るヤマトコキブリが産卵中。昔は屋内棲だったそうです。
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木陰で涼むように何もしていなかったスズバチ。
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同じ幹で何かをせわしなく探していた狩りバチらしきハチ。
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ムラサキツバメにも木陰で遭遇。
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ハグロトンボが涼やかでした。
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夕方にはサンクチュアリ内でキイロスズメバチがニイニイゼミをゲット。
首のあたりから肉をほじりだして最初の団子を運び去ったと思ったら、その後5回にわたり運搬。
最後には空になった外殻(羽は既にアリさんにより持ち去られてました)まで持ち帰っていました。

手元の温度計だと場所によっては40度越えも余裕でしたが、来週からは暑さが(ほんの少し)緩むらしい練馬。
これが続いてくれますように!そして次回探虫会は夜もエンジョイ、8/11です!

また、左側でもお知らせしていますが、秋~冬の探鳥会日程が決まりました!
9/24 10/20 11/23 12/24 朝9時スタートです。
夏は休憩していた鳥派のみなさまも、ぜひお出かけください。
posted by つぶ at 13:34| 東京 🌁| 勝手に応援!光が丘公園探鳥会&探虫会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月13日

アオイトトンボとオオアオイトトンボ

どちらかというと、大きいトンボよりもイトトンボ系が好きです。
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↑一番好きなのはキイトトンボのオス。わかりやすいから。
2年前、8月の探虫会で遭遇しました。
先日サンクで遭遇したのは、アオイトトンボとオオアオイトトンボのオスです。
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↑アオイトトンボのオス。
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↑オオアオイトトンボのオス。
ざっくりした見分け方は:
アオイトトンボは胸とお腹の先2節(第9と10節)が粉っぽい、目が青い。
オオアオイトトンボはお腹の先1節のみ(第10節)が粉っぽい、胸はつやつや、目が緑。
とご指導いただいたものの、よくわかりません。
粉っぽさは成熟度合でも変わるようです。
印象としては:
アオイトトンボはどっちかというとメタリックブルーで目も青い。
オオアオイトトンボはどっちかというとメタリックグリーンで目も緑。
でしょうか(今回に限る)。
どれも女子に遭遇したいなあと思いました。
さて、16日の探虫会が楽しみです!

ちなみに今年も8月の探虫会(夕方~夜)があります。
posted by つぶ at 15:19| 東京 ☀| 勝手に応援!光が丘公園探鳥会&探虫会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする