まだまだ小鳥たちに出逢うには暑すぎるので、木陰を散策していると、
同行者の声「スズメバチだ」で、近づいてみると(注:真似しないでください)
蛾でした。セスジスカシバ。
眼の悪い私が1m離れてみる分には充分「動きのヘンなスズメバチ」。
なかなかカッコいいです。
幼虫時代はイチゴ好きらしいけど、茎の中に潜って生活する変わり者らしく、
なかなか出逢えることはなさそうです。
蛹は樹の表皮から半分顔を出して殻を残すらしいのですが、
この子を見つけたとき、近くで抜け殻が半分だけ樹皮にへばりついているのを確か見た!ので
それだったのだと思います、今度見つけたら写真を撮っておこう。
その後、バードサンクチュアリのスロープの手すりをチェック。
ここはいつもハエトリグモの仲間とアリの仲間、そして
オオクモヘリカメムシの通路となっていますが
アリなカメムシ。翅がないので幼虫です。ホソヘリカメムシ。
以前本で「ホソヘリカメムシの成虫はハチに擬態している」と読んで楽しみに捜索したら
初対面で全然似てなくて、でも飛んだら「あ、似てる!」と思ったのを思い出しました。
幼虫はアリに擬態とも書かれてた…。
面白かったのでサンクチュアリにいた人たちにお知らせして皆で観察を楽しみました。
擬態能力にたけた生き物はたくさんいて、出逢うと一気にココロが躍ります。
割とよく出会えて嬉しくなるのは鳥フンそっくりのオカモトトゲエダシャク幼虫。
もっとその辺にいるのはこれもアリそっくりのアリグモ。
ハチに擬態する昆虫は結構多く、毎年探虫会でも見るトラフカミキリも人気者です。
面白すぎてきりがないので、ご興味のあるかたはぜひ調べてみてください。
そういえば先日どこかでAnt-Man and the Waspというマーベルの映画のポスターを見ました。
スパイダーマンは好きですがこちらは全然知らない、でもタイムリーだからと
あらすじをチェックしましたが・・・観ることはなさそうです。
