セキレイの縄張り争奪戦の季節がやってまいりました。
昨シーズンも昨昨シーズンも、これにハマってつぶ道内でセキレイを追いかけていました。
「今日はあの橋の下でこいつとこいつが追っかけっこしてこっちが勝った!」とかをただひたすら見てメモる…。
ちなみに今日のn'eri'歩き(ほぼ毎日開催中。ご興味のあるかたはご連絡ください)では、セグロセキレイ3羽(たぶん2羽はメオト?)がバトルを繰り広げていたけど10分見てても決着がつかなかったのと、ハクセキレイのオスが若者を執拗に追いかけてとうとう追い払ったのを見てるうちに雨が降ってきて撤収しました。
今シーズンは、これに加えて「セキレイの爪を見る」というブームが加わり中です。
今までに近隣で見たセキレイのなかまは4種、ハクセキレイ、キセキレイ、セグロセキレイ、一度だけタヒバリ。
ちょっと離れると光が丘公園ではビンズイも見られます。
つぶ道散歩でこれからしばらく面白いセキレイ(特によく見る3種)を復習しようと思います。
まず通年みられるハクセキレイ。
メスとオス、夏羽と冬羽、幼羽で容姿が違います。今のところぱっと見でこう考えています:
幼羽:顔が汚れたっぽく黄色。頭も背中も黄色っぽい?グレー
メス夏羽:頭黒い、背中グレー メス冬羽:頭も背中もグレー
オス夏羽:頭も背中も黒い オス冬羽:頭黒い、背中グレー
……こんな感じで識別しているので、換羽中は仲良しカップルでいてくれないとよくわかりません。

幼羽

オス
と、白黒つながりでセグロセキレイ。
野鳥観察を始めたばかりの時は、セグロセキレイとオス夏羽のハクセキレイが見分けられませんでした。
初心者的決定打は(声と)これです:
ハクセキレイ:ほっぺ白い(声澄んでる)
セグロセキレイ:ほっぺ黒い(声だみ声)
つぶ道では、セグロセキレイは3月12日に昨シーズン最後の確認をし、今シーズンは10月13日から見られるようになりました。

セグロセキレイ
つぶ道からちょっと外れますが、変な顔のもいました。

2016年12月埼玉県
冬だけど、頭も背中も黒です。脚はピンクでした。
セグロセキレイ?ハクセキレイ?ちなみに一緒にいた彼女?はハクセキレイでした。
この子はどちらかのオスが一部白化しているのかな、と思いましたが、ハクセキレイには亜種が多く(というか日本で見るハクセキレイはタイリクハクセキレイという種の亜種のようです)、海外で遭遇するとこれもまたみんな顔が違ったりします。

タイリクハクセキレイの亜種メンガタハクセキレイ(2018年5月 カザフスタン)
顔だけ見たらセグロセキレイだと思っちゃいそうです。
多分数年前だったらこういった違いが判らず面白がる機会が半減していたと思うのです。
小難しいことまでは置いておくとしても、楽しめるものは楽しんだ方がトクなので、ぜひ近隣のハクセキレイを日頃から気にしてじろじろ見ておきましょう。たまに間違い探しも楽しめます。
posted by つぶ at 12:29| 東京 ☀|
ときどき野鳥の会
|

|