オジロなキセキレイもあの後すっかり普通のキセキレイとなり、ずっと居残っていました。
もう個体識別はできません。
しっぽブーム(第3回参照)も去ったので、第4回は当初のブームだった爪のことに触れます。
爪に興味を持ったのは、昨年の秋でした。
沖縄に転居した友人を訪ね、一緒に鳥を見たりクモを見たり昆虫を見たりカエルを見たり。
その時に出遭ったセキレイチックな鳥の爪が長!
見たことのない色彩の鳥でした。
後日調べると、タヒバリでした。
タヒバリにはつぶ道でも一度だけ遭遇したことがあります。
その日、よく行く緑地の横の畑で、茶色い鳥2羽とハクセキレイ2羽とセグロセキレイ2羽が畑争奪戦を繰り広げていました。
勝ったのはハクセキレイとセグロセキレイ。
ここにはキセキレイもよく来ますが大抵一羽で来ます。
その茶色い鳥こそタヒバリでした。
でもその色はビンズイ的な色、諸先輩方から聞くビンズイ色のセキレイと言えばタヒバリ。
沖縄で遭った爪長ちゃんは、図鑑でしか会ったことのない、夏羽のタヒバリだったのでした。
ところで、セキレイのなかまにはツメナガセキレイというのがいます。
なのにその名ではないタヒバリの爪長にまず初めに遭遇してしまいました。
その後、同じ沖縄の旅の中でツメナガセキレイにも初遭遇しましたが、爪は・・・・・・
長いけどタヒバリには勝てなそう。
では他のセキレイは爪長じゃないのか?と考えるときちんと見たことがないので見てみよう、と考えました。
また、爪つながりでヒバリも爪が長いという記述を見たので、さっそくヒバリを見なくては!でもつぶ道にはいません。
一番近いのは荒川近辺かな、と思い見てきました。
でもタヒバリには及ばないかな。
この辺で会えるセキレイのなかまのラストはタヒバリとビンズイでした。
タヒバリはちょっと足を延ばせば見られるところは多いけど、つぶ道では一度っきり。
ビンズイは毎年ではないけどつぶ道のはずれにあたる光が丘公園で見ることができます(写真見つからなかった)。
爪つながりでヒバリもご紹介しましたが、こちらもつぶ道では会えません。
秋~春はほぼ毎日会えるハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイで楽しく間違い探しを、
タヒバリやビンズイを見つけたときはラッキー!と思えることを楽しんでいます。
先述の3種は今シーズンまだつぶ道にいます♪もうオスは唄っていました。
そして3月26日、とうとうひげありキセキレイ(第2回参照)に遭遇!
夏羽への衣替え開始!
というわけで第5回はキセキレイの変貌をまとめてみる予定です。
