2019年05月27日

一気に夏になったので、一気にクモになりました!

春から夏に移るころ、つぶ道では鳥は隠れます。
シジュウカラは巣だったヒナたちの世話で大わらわ。
それのヒナを食べるカラスのヒナも巣立っています。
近辺ではハシボソガラスとハシブトガラスの繁殖がどちらも見られました。
スズメ、ムクドリ、コゲラもイモムシを加えて行ったり来たり。

海ではコアジサシを数えたり、シロチドリを数えたりしています。
日本の砂浜で繁殖しています、この辺では遭うことはできません。

ここでこの時期からのお楽しみと言えば、クモ!
虫たちみんなが現れてくれていますが、個人的に一番の喜びは、クモ!
ということで、この週末に出遭えたクモ・・・だと大量になりすぎるので、ハエトリグモを復習します。

P5254885.JPG
アリグモのなかまはとても識別が難しい!と思っていますが、これはヤガタアリグモのオスだと思っています。
ヤサアリグモというホッソイのがいるのですが、そちらは胸のとこ(頭胸部)に白いスジ(白線)がないそうです。
と言ってもメスにはあるのです、もう複雑!
この子もヤサアリグモかな、と近づいたのですが、そのスジがあったので「あ、違う」と思ったのでした。

P5265154.JPGアリグモのなかまの場合、色(赤っぽいか黒っぽいか)ツヤ(光沢かマッドか)もいまいちアテになりません。
こちらで紹介したアリグモは赤っぽかったけど(ただこの子はメスですが)、この子は黒っぽいし。
アリグモのオスだと思っています。オスは第一脚が黒いそうです。
彼らは公園でも家でも見ることができます、とても身近。
光が丘公園だったらサンクでたくさん見つけることができます。つぶ道でもあちこちで見られます。

ツヤとマッドと言えば、どっちでもツヤハエトリと呼ぶ仲間もあります。
P5265200.JPGP5265208.JPGこちらは大好きなキレワハエトリのオスで、ツヤのあるツヤハエトリのなかまです、小さいです。
原っぱで見ることが多い気がします。

反対に毛深いシリーズでは、これも身近なシラヒゲハエトリ。アリグモたちくらい身近!
仕事場の外壁が白いので数年前までは大量にいたのですが、最近暑すぎるのかあまり見ません。
でも、つぶ道のブロック塀や、光が丘のサンクにはたくさんいます。
そして!この度やっとオスのチョビヒゲを見ることができました!
P5254955.JPGこれ。
P5265231.JPG女の子にはありませんでした。
ちなみにお腹の脇のラインはオスにはなく、メスだけです。
オスは2年目の夏、メスは3年目の夏に大人になるそうです、思っていたよりご長寿でした。だからオトナを見る時期にもチビもいるんだな。

顔にオスの識別ポイントがあるのはこれだけではありません。
眉毛がポイント!のメンズ(頭胸部前縁に単色の帯がある):
P5255022.JPG赤い眉毛のヨダンハエトリ
P5265225.JPG白い眉毛のマミジロハエトリ
P5255002.JPGオレンジの眉毛のミスジハエトリ
素敵です。
ちなみにそれぞれの女の子たち:
P5254962.JPGヨダンと
P5255004.JPGマミジロ
と思ったら、今回はミスジのメスを撮って来ませんでした。
光が丘サンクではコンスタントに見られます(うちにも住んでます)。
男の子ような体の濃い縦筋がなくてシンプル。シラヒゲハエトリのオスメスと逆ですね。

そして今日のハイライトはアオオビハエトリのオスです。
P5254903.JPG
これもよーく見るハエトリですが、今日遭遇した子は赤い模様や紫の釜でキラキラ輝いてとてもきれいな子。
写真だと釜が紫なのがよくわからないですが。
他にも同じところにいましたが、赤斑があったのはこの子だけでした。
ちなみに他の子だってブルーのラインがキレイで動きもコミカルで素敵なんですけどね。
P5265040.JPG

イヤーお腹いっぱい。
他のクモも昆虫も見ましたが、ハエトリグモのオス特集だけで長くなってしまったのでこれでおしまいにします。


posted by つぶ at 13:11| 東京 ☀| Comment(0) | 勝手に応援!光が丘公園探鳥会&探虫会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月20日

5/12全国でいっせいのせ!も何とか終了。出会えたシギチは何羽?

春の全国シギチドリ一斉調査が無事終了したのは12日。
報告が遅くなってしまいました。
当日朝のスケジュールが直前まで決まらず、結果1人で寂しくカウント・・・参加表明してくれていた光が丘シギチチームのみなさまにはゴメンナサイ。
頼りになる仲間のいないいつものサイト。1人の上いつもはダラダラ見るのを諸事情でスタスタスターと見たので、きっともっといたのだろうと思います。
午後からスタート、習志野市の海浜公園から幕張方面へ往復、鳥はともかくヒトがスゴイ賑わい。
それでもいつものシギたちが出迎えてくれました。
DSCN1390.JPGイソシギ
DSCN1385.JPGキョウジョシギ
DSCN1389.JPGキアシシギ
14時からのコアタイムは茜浜を往復、結構大急ぎでも1時間はかかってしまいます。
こちらもイソシギ、キョウジョシギ、キアシシギがいてくれました!あと一羽だけですが
DSCN1393.JPGチュウシャクシギ
皆様常連様です。
常連様と言えば、いつも砂浜で会えるシロチドリはいませんでした。
珍しくたっくさん人がいたからなのか、いつもは干潮時に見ていたのが違ったからなのか、私が急いでいたからなのか、は、不明です。
シロチドリは既に繁殖期に入っているので、もしかしたら繁殖に適したところに移動したのかもしれません。
この日、イソシギは9羽、キョウジョシギは68羽、キアシシギは15羽、チュウシャクシギは1羽を数えることができました。
そのほかに会えた鳥たちはアオサギ、ムクドリ、セッカ、スズメ、ハクセキレイ、オオバン、ヒドリガモ、スズガモ、カルガモ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメなど。みんなちょっとずつ。みんな渡りや繁殖で大忙しで、私たちの相手してる場合じゃないのでしょうね。
あ、イソヒヨドリに会えませんでした、これは初めてかもしれません。
それでもやっぱり楽しいシギチ一斉カウント。しかも全国一斉、やっぱりスゴイ!

ちなみに同じ時につぶ道でも鳥見の大先輩にお願いしてカウントをしていただきました。
コチドリ1羽!やったー、いらっしゃいませ~。この夏もぜひつぶ道を満喫してください!

全国の結果はこちらでもうすぐ報告されます。
次回の全国シギチ一斉カウントはきっと秋です!
いっせいのせで、みんなでシギチを数えよう!
posted by つぶ at 10:52| 東京 🌁| 一緒に参加しよっ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする