8月だと夜の鳴き声はセミに適うものはいないので仕方がないのでしょう。
今年の光が丘公園は、すでにバードサンクチュアリの夜開園が2度開催され、探虫会とは別に夜の生きもの観察を楽しむ機会がありました。
今年のライトトラップでも、昨年に引き続きハネカクシに心をくすぐられました。
昨年と同じと思われたが、後から確認したら色が違ったちっこいハネカクシも。
樹液コーナーでは、初回はノコギリクワガタの小型、ヒラタクワガタ、二度目にはノコギリクワガタの大型と、コクワガタの中型、とクワガタ特集。
今までクワガタには全く興味がなかったので、大きさの違いなどもあまり考えたことがなく、いい機会となりました。
そういえば、今月の探虫会でも大型のノコギリクワガタが登場し、人気を集めていましたが、発見した当人の私は「ノコギリクワガタ?」と確認しないとわからないほどの無関心。
ノコギリクワガタはさらに大あごの形でも分類されるらしいです。
名前が分かると親しみも沸きますから、もう少し昆虫もわかるようになりたいものです。
そして毎年フィーバーするセミの羽化ですが、今年はスタートが遅いのでピークはバッチリ次の夜の会ではないでしょうか。
先週末に遭遇したニイニイゼミに大人気の木ではそれでもたくさんの脱皮殻と羽化段階を見ることができました。
あとは何と言っても素敵だったのは、イオウイロハシリグモの大きく育った子が昼から夜まで観察窓周辺にいてくれたこと。
その堂々たる容姿にベテランを含めた複数の人が「アシダカグモ(大きなクモの代表種)だ!」と叫んでしまったほど。
イオウイロハシリグモは、今の時期1㎝にも満たない幼体も、もうすぐ大きな卵のうをくわえて走っていそうなこんな立派な生体も見られます。
もしかしたら、次回の探検隊や、9月の探鳥会にはそんな姿に遭遇できるかもしれません。
夜開園には虫を呼んでいるので、当然このおかたも参戦。
8月12日開催の「夜の鳴く虫探検隊」は、こんなバードサンクチュアリ夜開園と同時開催です。
16時半、虫除けと飲み物、おやつ持参でお待ちしています!
ちなみに今年の探虫会と夜開園で個人的に観察した生きもののリストはこちら: