2021年07月21日

大泉みどり会記(6)

2021年7月20日10時から11時過ぎまで、大泉みどり会の活動参加六回目です。
前回確認した樹幹全体にたくさんの樹液にくる虫たちのいた樹は・・・
P7200352.JPGP7200353.JPG残念です。

今回は開花期を終えたヤマユリの支柱を外すのが活動のメイン。
先月覚えたヌルデとゴンズイを再チェックしたり、笹薮の中で足を取られているのはシオデサルトリイバラ/サンキライ(こちらはルリタテハの食草として知っていました)によるものと学んだりしながら支柱を回収しました。
残り僅かになっていたヤマユリの花に替わり、ウバユリが2輪開花していました。花が咲くころには葉(歯)が落ちちゃってないから姥だって。その葉はユリらしからぬ形状でした。あとはシラヤマギクのつぼみを確認。今回はこの二つを覚えよう。
前回はヤブカンゾウが咲いていましたが、これからはオレンジつながり(?)のキツネノカミソリの季節が始まります。
清水山のキツネノカミソリは、保護区外園内の散策路にあります。森の中は涼しいです・・・蚊はいるけど。
P7200328.JPG
おまけ:エゴヒゲナガゾウムシの季節となりました。
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作業中に気づいた動物:ヒヨドリ シジュウカラ メジロ カタハリウズグモ オオシロカネグモ チャイロアサヒハエトリ(幼体) サツマノミダマシ(メス) ヒメグモ(メス) ギンメッキゴミグモ(幼体) コクサグモ ウロコアシナガグモ(オス) コゲチャオニグモ(メス) ベッコウハゴロモ オオスズメバチ カナブン シロテンハナムグリ シラホシハナムグリ チビタマムシのなかま ノコギリクワガタ(メスオス)アブラゼミ ミンミンゼミ ニイニイゼミ エゴヒゲナガゾウムシ(メスオス) アカボシゴマダラ コノシメトンボ(メス)☆展示イベントにも参加中です☆
posted by つぶ at 11:19| 東京 ☀| 大泉みどり会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月08日

シギゾウムシならぬハイイロチョッキリ

先日の大泉みどり会の活動で、コナラの葉の上を甲虫が歩いていました。
この残念な視力でもわかるびよーんと伸びた口がありました。
「シギゾウムシだ。」
シギチ見たくてしょうがないけどなかなか練馬にはいないので、シギチ欲からまずそう思いました。
しかし帰宅して撮影した写真を拡大すると・・・「ハイイロチョッキリだ。」
P7060116.JPG
そういえば、シギゾウムシってもっと秋口に見た気がします。
成虫の出現季節がずれているのかな?と図鑑をめくるとハイイロチョッキリは6~8月、シギゾウムシは4~10月、両者ともいまいてもいいようでした。
拡大して気づいた違いは、口の太さと触角が曲がってないこと。
シギゾウムシのほうがよりチュイーンと細くてホウロクシギっぽいと思っています。ちなみに清水山にはクヌギもあるので、シギゾウムシだったら識別は難しかったかも。クヌギシギ~とコナラシギ~も触角の形がすこし違うようです。この先シギゾウムシたちにも遭遇できればいいな。
どちらもコナラの実に産卵する際に穴をあけるための口の形状だと思うのですが、食事しにくそう。
ちなみにシギゾウムシはゾウムシ科ですが、ハイイロチョッキリはオトシブミ科。
産卵したドングリは枝ごとチョッキリ、オトシます・・・文というよりもはや小包。
P7060117.JPG
コナラの実はまだちっちゃかったです。
過去に見た枝付き小包は青いものだった気もします(曖昧)。果たしていつごろから産卵するのか、次回の参加の時にはすでに枝付きドングリが落ちているのか見てみよう。
みどり会での作業の楽しみがまた一つ増えました。
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posted by つぶ at 11:07| 東京 ☔| ときどき野虫の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月07日

清水山にヤマユリシーズン到来!大泉みどり会記(5)

2021年7月6日10時から11時過ぎまで、大泉みどり会の活動参加五回目です。
森に入るとセミの声、見上げれば樹幹にはスズメバチやチョウやカナブンなどの甲虫や・・・夏だ~。
でも高すぎて虫たちの識別は全然できませんでした。降りてきたのはオオスズメバチくらい。

今回のメインイベントは開花したヤマユリの観察です。
観察しながら今まで覚えてきたジュウニヒトエやフタリシズカ、ヒヨドリジョウゴなどを再確認。
新たに覚えたのは葉の茎のところ?にもまた葉みたいなヒレのついた不思議な形のヌルデ(がっしり掴んでこれなんですか?と聞いたらそれ触っちゃダメなやつだよ、と教えていただきました)と海ではよく追っかけては叱られていたゴンズイ(魚と植物の同名/ホモニム)。
珍しく名前を知っていたマユミは初めて緑で四角いつぼみ実を見ました。
赤い実しか知らなかったマンリョウの花も見ました。
ヤブカンゾウも一株咲いていました。
P7060099.JPGP7060081.JPGP7060098.JPG
今回の主役ヤマユリはやっぱりゴージャス、という感想です。
一輪が大きい、時には直径25㎝になるそうです。
ぼつぼつの色(ピンクとか茶色とか)や数(ちょっとなのやぼっつぼつなの)に個性があることも教えていただきました。
今年は去年と比べ花の付きが少ないそうですが、そうは言ってもとてもきれいです。
カタクリシーズン以外は全然密じゃないので、ぜひお立ち寄りください。
清水山のヤマユリは、保護区と保護区外にあります。保護区は公園の外側から、保護区外は園内の散策路からよく見える場所にたくさん花をつけています。

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