ここで繁殖するカモのヒナたちを今年5月から継続観察中です。
3か月くらいのつもりだったのに、なんと結局ほぼ5カ月間カルガモ最優先コースの散歩になっています。
それもそろそろ終了、もう冬に向けてカルガモたちも渡りのカモ同様移動を始めています。
9月2日~28日の様子です。
家族⑧つぶ道下流 カルガモ若鳥8(6/18~9/11)
9/2(このとき78日齢くらい)と9/5には下流の成鳥12羽くらいの群れに混ざった若鳥を3羽確認しました。多分このきょうだいだろうと思いながら観察していました。また、9/6にはこの周辺で11羽の集団のうち6~7羽が若鳥でこの一部は家族⑧⑨と思われましたし、9/11には若鳥4羽と若鳥5羽の集団を見ています。おそらく前者は家族⑧の一部なのではないかなと思いました。混ざってしまうともうわからないくらいなうえ、だいぶカルガモ成鳥たちも入れ替わりが盛んになっています。これにて自然に観察終了となりました。
家族⑨つぶ道上流~下流 カルガモメス+ヒナ6(6/21~9/11)
9/2と9/5にメス+5羽で行動していました。また、9/6にはこの周辺で11羽の集団のうち6~7羽が若鳥でこの一部が家族⑧⑨と思われましたし、9/11には下流の成鳥の集団の中に4羽の若鳥と5羽の若鳥の集団を見つけました。この後者が家族⑨で85日齢くらい。いよいよ親と離れたのだと思います。そんなわけで、こちらも無事のまま観察終了です。
家族⑩つぶ道下流~上流 カルガモメス+ヒナ7(6/27~9/14)
9/9に4羽を連れたメスを見ました。家族⑩かな…と考えいています。この段階ですでに74日齢くらいですから、親と別れ始めたと考えるのが自然かなと思います。そして上流の成鳥集団が9/13~14にかけてとても大きくにぎやかになり、多いと30羽を超えるものとなりました。この中に混ざっているようですが、なかなか判別が厳しくなってきています。ということでこちらも自然に観察終了です。
家族⑪つぶ道上流 マルガモメス+若鳥4(7/19~9/9)
9/2、9/6、9/9(55日齢くらい)にそれぞれきょうだい4羽で行動しているのを確認しました。20羽くらいの成鳥の群れに混ざっていたので、この集団の中に母親も滞在しているかもしれません。家族⑩と同じ大きな群れの中にいるマガモやマルガモの中で一緒に行動していたのを確認できているので、約2カ月齢まで無事に過ごしたここで越冬するのか、新天地を目指すのか、判別できる範囲では見守ろうと思いますがマルガモの入れ替わりもあるので観察はこれも終了です。
家族⑫つぶ道上流 カルガモメス+ヒナ2(7/26~9/2)
9/2に40日齢くらいで確認しました。家族⑪と同様、20羽くらいの成鳥の群れに混ざっていました。次に見たときは上流の群れが30羽を超える大きな群れになってからで、その時には50日齢を超えていたはず。家族⑩⑪と同じ群れで、この中にはたくさんの若鳥が混ざっていましたがもはや個々の子たちか渡ってきた子たちかも判別できません。とても平和的に自然に観察終了です。
家族⑬つぶ道下流 カルガモメス+ヒナ3(8/2~9/28)
9/2、9/5、9/6に確認、よく見るとまだヒナのパヤゲ(ぱやぱやの羽毛です、正しい表現ではありません)が残っていました。9/20に下流の20羽弱の群れの中できょうだい3羽でいるのを確認しました(51日齢くらい)。と、思ったら、すぐ横から母ガモが。その状態がその後も続き、9/23、9/28も若い3羽とちょっと離れて母という状況でした。まだまだ一緒に行動しているようです。遅い子は渡りの季節と重なって独立をせかされているように感じますが、あの責任感のなかったダメダメ母ガモも後半は立派に彼らを守り、大きく育て上げました。下流の群れは上流ほどは大きくなっていないものの、色彩変異や特徴的なマルガモを見ているとやはり入れ替わりは随分あるのがわかります。今後いつまでこの家族を確認できるかわかりませんが、今シーズンのカルガモ日記はここで終了、家族⑬が識別できたときは、他の野鳥のお知らせと共にこちらで紹介できたらなと思います。
もうコガモも来ているし、今年はまたあのこっちゃん(クサシギ)も来てくれています。楽しみが秋や冬の鳥にシフトしています。
季節が移り変わっても目が離せないことに変わりはありませんね。

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