その地で鳥を見て「カモメだ」と言うと、地元のかた?が「ウミネコだと思います」と教えてくれたそう。
彼女は「?」と感じたようでした。
カモメって、グループ(「カモメ科」とか「カモメ亜科」とか「カモメ属」とか)の名前だったり種名だったりするので、そんなことがあります。野鳥観察を趣味にしてる人は種名の「カモメ」を「ただカモメ」とか言ったりもします。なので上のやり取りは「(ただカモメじゃなくて)ウミネコだと思います」という感じ。
特に野鳥観察なんてしてないよな場合の「カモメ」はどこまでかなーと考えると、多分「カモメ亜科」、その中の更に「カモメ属」に話題に出た「カモメ」と「ウミネコ」が含まれます。なので、野鳥観察をする人は「これは(ただ)カモメじゃなくてウミネコか、また一つ覚えたぞ」となります。野鳥観察の中でもハイレベルな「カモメ観察」は冬の一大イベントです。そこにカモメの仲間がいれば、カモメ図鑑を片手にいつまでも楽しめます。こんな感じで。
特に鳥を見るのが趣味じゃない場合「カモメもウミネコもカモメ」となります。
でもせっかく話題になったので、次に見たら「カモメカだ」と言ったらどお~と提案しました。
じゃあこれは?と横から参加してくれた彼女の父がカモメの仲間の顔写真を見せてくれたのですが…ええ!びっくり!これも東北?!?!?!となる写真…
「アメリカオオセグロカモメだよ、どこで見たの?」というと「カモメか。カリフォルニア」と。ですよね。
「違う違う、カモメじゃなくてアメリカオオセグロカモメ」「カモメじゃん」。
カモメが付かないのがカモメじゃないという分類ではないのですが、たしかに「ウミネコ(海猫)」がレアな名前な気がします。
多分鳴き声がみゃあみゃあだからなんだけど、面白い名前です。英名は黒いしっぽのカモメBlack-tailed gullでネコじゃないです。
ちなみにつぶ道ではカモメの仲間は見ることがないけれど、区内の大きな池やちょっと北へ行って彩湖あたりにはよく「ユリカモメ」が、時々は「セグロカモメ」がいたりします。都内の海なら「ウミネコ」も「カモメ」も「ユリカモメ」も「セグロカモメ」も見ることがあると思います。他にもいるけど。
いろんなカモメの仲間の話でした。カモメの仲間を見つけたら、「そういえば1種類じゃないんだったな、これはどれかなー」とか「あ、カモメカ(カモメアカ)だ」と思うだけでもちょっと面白いかもしれません。
注:カモメは冬鳥です。次の冬にお楽しみください。
付:つぶ道で「ウミネコ」とか「カモメ」と検索すると、過去にいつどこでeriが観察しているかがわかります。上の写真は銚子です。